災害で水道が止まったとき、一番困るのがトイレの問題です。
「何を用意すればいいの?」
「何回分必要?」
「においや衛生面は大丈夫?」
と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
私自身も最初は何を準備すればいいのか分からず、確認しながら少しずつ備えてきました。

この記事を読むと、簡易トイレの選び方や必要な量、衛生管理、
におい対策のことがわかるんだにゃ。
この記事では、
在宅避難のトイレ対策について、
✅ 簡易トイレの種類と選び方
✅簡易トイレの使い方
✅ 家族に必要な量の目安
✅ においや衛生管理のコツ
をわかりやすくまとめています。
「いざというときに慌てないように」
「大切な家族が安心して過ごせるように」
備えの参考になれば嬉しいです。

備蓄している簡易トイレや、
におい対策商品などを紹介するにゃ。
今すぐ知りたい方は、目次6を読んでほしいんだにゃ。
トイレが使えないとどんなリスクがある?
在宅避難を考えるとき、多くの方が後回しにしてしまうのがトイレの問題です。
電気や水道が止まると、普段当たり前に使っている水洗トイレが使えなくなります。
また、災害時だけでなく、トイレの故障などで突然使えなくなることもあります。
そんなときにも備えがあれば、落ち着いて対処することができます。
トイレの備えをしていないと、災害時にどんな問題が起きるのか、実際に想定される困りごとをまとめました。
停電・断水でトイレが使えないときのリスクと備え

停電や断水が起きた時、
水洗トイレは使えないんだにゃ。
災害で停電や断水が起きると、自宅の水洗トイレはすぐに使えなくなります。
水が流れないだけでなく、排水管や下水設備にも影響が出ることがあります。
「バケツで水を流せば何とかなる」と思う方も多いかもしれませんが、停電や災害時には、やめておいた方が安全です。
実際には、排水がうまくいかず詰まってしまったり、逆流する危険もあるからです。
トイレは1日に何度も使うものだからこそ、「なんとかなるだろう」では済まない大きな課題です。

トイレが故障した時、備蓄していた簡易トイレを使って助かったにゃ〜。
災害だけじゃなく、普段から備えておくと安心だにゃん。
私自身、トイレが故障したときに、備蓄していた簡易トイレを使ったことがあります。
この経験から災害時だけでなく、普段から備えておくと安心して生活を送れると感じました。
さらに、在宅だけでなく、外出先や車で被災する可能性もあります。
私は、携帯用トイレを、非常用持ち出し袋や車の中にも備えて、外出中のときにも使えるように備えています。
トイレを我慢することの健康リスクと備え

トイレを我慢すると健康被害が心配だにゃ。
「水が止まっても何とかなる」と思いがちなトイレですが、実際に使えなくなると大きな負担になります。
トイレを備えていないと、排泄を我慢することで、膀胱炎や脱水症状などの健康被害が起こるリスクがあります。
消臭や衛生対策が不十分だとにおいが充満して、家の中で過ごすのがつらくなります。
トイレの故障の時は、排泄物のにおいが思っている以上に強烈でした。
特に高齢の方や体調が悪い家族がいる場合は、トイレの問題が大きなストレスや不安につながり、体調を崩す人もいます。
私自身、病気の家族がいるので、トイレの備蓄は「多すぎるくらいでいい」と感じています。
家族の健康や命に関わることだからこそ、十分に備えておきたいものです。
簡易トイレの種類とメリット・デメリット
簡易トイレといっても、いろいろな種類があり、それぞれ特徴や使い方があります。
ここでは、簡易トイレの種類とそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
自分や家族に合ったものを選ぶ参考にしてみてください。
凝固剤+袋セットタイプ

トイレに、袋をかぶせて使います。
凝固剤と袋がセットになっていると、すぐに使えて便利だにゃ。
凝固剤+袋セットタイプは、専用の袋と凝固剤がセットになっていて、準備や処理が簡単な簡易トイレです。
袋を便座にかぶせて排泄し、凝固剤で固めたあと袋を縛って処分します。
あらかじめ凝固剤と袋がセットされいるので、準備や処理が簡単です。
メリットとデメリットは以下のとおりです。
- セットされているタイプは準備の手間が少ない
- 袋を縛ってそのまま処分できる
- においや液漏れを防ぎやすい
- 家族が多いと回数分を備えるには、保管スペースの確保が必要です。
- 凝固剤は、消臭効果や固まるスピードに違いがあるため、商品によって使い心地が異なります。
私はこのセットタイプを、自宅や非常用持ち出しバッグ、車内に保管しています。
準備の手間がなく、セットになっているのですぐに使える安心感があります。
においが心配な方は、においを通さないタイプの消臭袋を一緒に備えておくと安心です。
私は、凝固剤+袋セットのタイプを多めに準備していて、防災だけでなく、トイレの故障や外出先でも使えるように備えています。
ポータブルトイレタイプ

足腰の弱い人、高齢の方に向いているトイレだにゃ。
ポータブルトイレは、洋式便座の形をした簡易トイレで、専用の容器や袋を取り付けて使うタイプです。
椅子のような形状で、足腰が弱い方や高齢の家族がいる方に使いやすいです。
家庭に1台置いておくと、断水やトイレの故障が長引いたときにも安心して使えます。
メリットとデメリットは以下のとおりです。
- 安定感があり、座って排泄しやすい
- 介助が必要な方にも使いやすい
- 袋を交換するだけで繰り返し使える
- 本体が大きく収納スペースが必要
- 定期的に袋や消臭剤の補充が必要
- 価格が他のタイプより高め
ポータブルトイレは、在宅避難が長引くときや介護が必要な家族がいる場合にとても役立つ備えです。
「置き場所に余裕がある」「長期の停電や断水に備えたい」という方に向いています。
トイレの備蓄の必要量|安心して過ごすためには
実際に必要な回数や目安量を知っておくことで、迷わず準備を進めることができます。
ここでは、在宅避難に備えるうえで把握しておきたい、1日のトイレの使用回数の目安や、家族の人数に応じた備蓄量の考え方をまとめました。
1週間に必要なトイレの備蓄量

1人1週間分、約50回分は、最低用意したいにゃ。
簡易トイレの備蓄を考えるとき、一番気になるのが「どれだけ用意すれば安心か」という目安です。
一般的に、大人1人が1日にトイレを使う回数は5〜8回程度といわれています。
災害時は、トイレに行きづらくなるので水分補給を控えてしまいがちです。
体調を守るためにも我慢しないことが大切です。
例えば、1日7回を目安にすると、
1人で7日分=49回分が必要になります。
- 2人家族 → 約100回分
- 3人家族 → 約150回分
- 4人家族 → 約200回分
最初は「こんなにたくさん必要なの?」と感じるかもしれませんが、実際にトイレが使えなくなると備蓄はすぐに減っていきます。
特に高齢の方や病気の方、小さなお子さんがいるご家庭は、回数が増えることを考えて多めに備えることをおすすめします。
安心して過ごすために多めの備えを

断水や停電が長引くとストレスになるにゃ〜。
安心して過ごすために多めに備蓄しておこうにゃ。
簡易トイレは計算通りに用意していても、使い始めると予想以上に早く減っていきます。
災害時は緊張や寒さで体調を崩して、普段よりトイレの回数が増えることがあります。
断水や停電が長引けば、支援物資が届くまで日数がかかるかもしれません。
「足りなくなったら困る」と思いながら過ごすのは、それだけで大きなストレスになります。
私自身も家族に病人がいるので、必要な量より多めに備えるようにしています。
トイレは健康や命に関わることだからこそ、
「少し多いかな」と思うくらいの備えがちょうどいいと感じています。
におい対策と衛生対策
簡易トイレを使うとき、一番気になるのがにおいや衛生面です。
あらかじめ対策を知っていると、安心して在宅避難を続けることができます。
ここでは、におい対策や衛生管理のポイントをまとめました。
簡易トイレ|におい対策のポイント

消臭効果の高い凝固剤や消臭袋を選ぶ。
袋の口をしっかり縛る。消臭スプレーを使う。
これでにおい対策はバッチリだにゃ!
簡易トイレのにおいを抑えるには、消臭グッズの正しい使い方を知っておくことが大切です。
消臭効果の高い凝固剤や専用の消臭袋を使うだけでも、においの広がりを大幅に軽減できます。
さらに、使用後は袋の口をしっかり縛ることも重要です。
袋をしっかり閉じるだけで、においや雑菌の発生を防ぎやすくなります。
また、使用後に消臭スプレーを併用すると、室内のにおい対策にも効果的です。
私自身、トイレの故障時だけでなく、生ゴミやペットの砂を捨てる際にも消臭袋を使っています。
においがほとんど気にならず、とても助かっています。
衛生面で気をつけたいポイント

処理する時は、使い捨て手袋、消毒液、除菌シートで清潔に保つんだにゃ。
排泄物を長く放置すると菌が増えやすくなり、においや感染症の原因になります。
できるだけ早く処理し、袋を密閉するのが衛生的に保つコツです。
処理の際には使い捨て手袋を用意しておくと安心です。
また、使用後は手指の消毒や除菌シートでの拭き取りを習慣にしましょう。
特に小さなお子さんや高齢の方がいる場合は、こまめな消毒を心がけてくださいね。
簡易トイレの使い方と注意点
簡易トイレを備えていても、
「いざというときに本当にちゃんと使えるか不安」という方は多いと思います。
事前に使い方の流れや注意点を知っておくことで、災害時や緊急時でも落ち着いて対応できます。
ここでは、簡易トイレの設置から処理までの手順と、子どもや高齢の家族がいる場合の注意点をまとめました。
簡易トイレの設置の方法

事前に使い方の説明書を見て、練習しておくと安心だにゃ。
簡易トイレは使う前に袋や凝固剤をセットする必要があります。
あらかじめ置き場所を決めておくと慌てずに準備ができます。
できれば一度練習しておくと安心です。
- 便座やバケツなどに専用の袋をしっかりかぶせる
- 凝固剤をあらかじめ袋に入れておく(商品によっては使用後に入れるものもあります)
- 袋がずれないように確認する
使用後の処理手順

使用後の処理はできるだけ早くすることが大切だにゃ。
使用後の処理は、衛生面やにおいの管理のためにもできるだけ早く行うことが大切です。
正しい手順を知っておくことで、いざというときも慌てず対応できます。
- 排泄物を凝固剤で固める
排泄後は、凝固剤を振りかけてしっかり固める。
においや菌の発生を抑えるため、隅までまんべんなくかけるのがポイントです。 - 排泄物を凝固剤で固める
排泄後は、凝固剤を振りかけてしっかり固める。
においや菌の発生を抑えるため、隅までまんべんなくかけるのがポイントです。 - 保管場所に注意する
処理した袋は室内に長く置かず、ふた付きのバケツや密閉容器に入れる。
ベランダや風通しのよい場所に保管するのも効果的です。 - 自治体の処分ルールを確認する
災害時はゴミの回収が止まる場合がある。
自治体ごとに非常時の廃棄ルールが決まっているので、
事前にホームページや防災ガイドを確認しておく。 - 衛生管理を徹底する
処理のあとは使い捨て手袋を外し、手指の消毒を忘れずに行う。
特に小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭は、こまめな消毒が大切です。
子どもや高齢者がいる場合の注意点

小さなお子さんや足腰が弱い方は、トイレの高さが合わなかったり、安定感がないと不安になります。
一緒に設置や使い方を確認してあげてくださいね。
小さなお子さんや足腰が弱い方は、トイレの高さや安定感に不安があることもあります。
不安を和らげるために、普段から家族と一緒に設置や使い方を確認しておくと安心です。
- 便座の高さを調整できる台を使う
- 転倒防止のために周りを片付けておく
- 夜間用にライトを準備しておく
- においや後処理の不安を減らすために説明や声かけをする
私が準備しているトイレ用品と選んだ理由
私が実際に備えているトイレの備蓄品を、どのように保管しているのかを詳しくご紹介します。
実際の写真も交えながら、収納や管理の工夫をお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
簡易トイレセット

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避難所や屋外では、人目を気にしながら着替えたり、トイレを使ったりするのはつらいもの。
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保管方法と工夫

トイレ近くに保管をすると家族みんなに覚えてもらいやすいんだにゃ。
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こうしておくことで、家族全員がどこに置いてあるかすぐにわかります。
在庫の管理は、ローリングストックを徹底しているので、必要なときに足りなくなることはありません。
コロナ禍で「マスク騒動」があったときも、6か月分のマスクを備えていたので慌てずに済みました。
できることから少しずつ整えていくことで、いざという時にきっと安心につながります。
あなたとご家族が安心して過ごせるように、今日から一つだけでも備えを増やしてみてくださいね。